お知らせ

フォレスターズかがわ事務局便り2108.4.23

2018年04月23日

野山が新緑で覆われて、緑の濃淡が織り成すグリーンのパッチワークは、点在する香川の里山の風景が瑞々しくて、そこここで精気が漂っています。5月からは平成30年度の森林づくり活動もスタートします。今期は新たな協働活動も加わり、怪我や事故の無いように心を引き締めて臨みたいと思います。

  



      リレーコラム《天竜美林を訪ねる》
       
4月21・22日に静岡県浜松市天竜(合併により浜松市の行政区に)を訪ねました。日本の三大人工林の一つである天竜は一度は見ておきたい森林で、今回、木材コーディネート研究会のツアーで念願の天竜に行ってきました。北東には南アルプス山脈、北西には中央アルプス山脈、その間を流れる天竜川
流域に江戸時代から植林された杉や桧の森林です。また、静岡県森連・天竜営業所共販価格は、原木価格の指標の一つになっています。

最初に見せていただいた林家、鈴木耕治さんの10haの桧林は80年生の高齢木、下層植生が豊かでその中に2段林の幼木が混じっています。こうすることで下層競争の中でもまれて幼期の年輪が緻密になり芯円の良材に誘導できるとのこと。丁寧に想いを込めて木を育てる取り組みに感動を覚えました。

次ぎは、熊平智司さんの杉林の60年生、丹精な木立の中に入ると森の精霊に出会ったような不思議な感覚になりました。何か木が語りかけてくるような、自分が試されているような感じです。丁寧に入れられた作業道を歩きながら、熊平さんんの経験に蓄積された発することばの一つひとつが心底残っています。

林家の皆さんはそれぞれ個性的な森林づくりをされています。10世代を超え脈々と受け継がれてき生業としての林業、そこには数々の労苦の蓄積の上に今があること、そして次代につなげる若いエネルギー、ほんの少しよそ者がのぞかせてもらいました。はるか足下には湛えた一条の澄んだ流れに吸い寄せられるような心地、どれもこれもがしばらく振りに覚えた感嘆のつながりでした。(T・M)                                      


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